田中ロミオさんの作品について
田中ロミオさんの作品を読むと考えさせられることが多い。
この作者の物語に共通していることとしては、周りから少し、あるいはすごくズレた人たちが周りに合わせて仲間を作りたいと願う話というのが多い。
そう表すと西尾維新さんと似ている点もあると思う。
田中ロミオさんの作品の特徴としては、現実にいそうな人が出てくるという点である。
流石にクロスチャンネルの主人公のようなキャラは現実にいそうではないが、ヒロイン的なキャラは十分にいると考えられる。
また、現在読んでいる最果てのイマのキャラクターや家族計画、人類は衰退しました、AURA、ユメミルクスリなどのキャラクターは十分にいそうである。
そんな、周りから見ると風変わりなキャラクターたちが、当たり前のことについて考え、成長していく。
それは、自己を受け入れることであったり、家族のあり方であったり、どのように生きることが良いかであったり、友達とは何なのかであったりする。
そのような作品を読んでいると、私自身も考えずにはいられない。
自分自身の生活と関連づけて、自分はどう考えているのかを見つめなおしたくなる。
以前にも書いたが、私の周りは変わった人が多く、私自身も変わったやつとの評価がある。
そう思う俺田中ロミオさんの作品を読んで、自身を投影しているのかもしれない。
だからこそ、作品に共感できる点があり、楽しいと感じるのであろう。
まだまだ、田中ロミオさんの作品は数多くあるので、時間を見つけて読んでいきたいと思う。
読書とは、読んだ後、意味を深く考える所に学びが続いていくのだと感じた。