遊びの有用性
遊びと聞くと学びというものに対して少し遠ざかっているものと考えられるが、実はそうではなく、学ぶための基礎的な資質・能力を身につけるための要素の1つになる。
遊びというものを行うことで人の気持ちは快になる。
まずこの経験大切である。
また、遊びをより面白くするためには、集団で遊びを展開する必要性もある。
そうなると人と関わりを持ちながら遊んだいく必要がある。
その人と関わりを持ちながら遊んでいるときに、遊びを提供する側が意識すべきことは、いかにして感情を共有している場面を作るかである。
そして、その感情に対してラベリングし、意識化させる。
このような取り組みを繰り返すことにより、他者に対して1人で遊ぶのも楽しいが、みんなで遊ぶともっと楽しいという感覚を覚える。
そうなると、他者という存在は、自分に危害を加えるものであるというよりも一緒にいて楽しい存在へと変わり、人に対しての信頼感を得ることができる。
信頼できる人がいるのであれば、落ち着きのない子供でも落ち着くことができてくる。
子供を支援するためには色々な方法論がある。
しかし、個人的に支援をするということは関係性を作るということであり、人として尊敬、信頼されるようになれば、関わっている子供は不快な感情を抱かない。
そのためには遊び、という要素がとても大切になると考える。
遊ぶことは関係を築き、共有体験を通して、他者を意識する、感情に対して意識できるという点でとても大切である。
遊びという考えを軽視することなく、もっと初等教育段階からも認められ、学校教育に取り入れられることがあれば良いと考える。