住友シゲルは休めない

住友茂の多動な日々

飲み屋での出会い

お酒を飲む場へ行くと私はよく話しかけられる。


今日もイタリア人のシェフが経営しているレストランへ私の好きなピザとパスタとワインを求め食事をしに行ったところ、その店の常連さんと縁あって話をした。


なんでも、息子が大学院へ行くということで、これから院へ行くというのは果たして良いかとかどうかという議論になった。


常連さんの意見としては、理工学部ならば専門性が必要であるからして、必要であるとのことである。


確かに最もな意見である。


私としては、理工学部はもちろん必要であるという意見は賛同できる。

しかし、文芸学部も院は必要である。

私は教育という分野に携わる人間であるが、教育に関する研究も日々進歩している。

そのため、4年間で学び教師になるということは、ほぼ、学びきれていない人が教師になり、専門性があるかと問われてもさほど無いまま現場へ行くことになるのである。


普通の会社でも入りたては研修が6ヶ月間ほどあると聞くが、教員に関しては皆無なのである。


そんな中4年間というのはやはり短い時間であり、6年は少なくとも欲しいのである。しかもその6年間は実習と理論の両輪を学ばなければ意味がない。


そういった意味で、文系の院は必要である。


しかし、目的もなく、社会参加したくないという理由で院へ行くのであれば、院へ行く意味というものを考え直して行く必要がある。