ドキドキ学園第1話
世の中というものは基本的になるようになるものであり、物語のような刺激ある出来事などほぼ起きないと思う。
私という人間もついに高校というところへ入学となり、青春を謳歌しようと期待を胸に入学したが、特に何事もなく1年間がすぎた。
いや、正確には何事もなかったというよりはあまりにも多くのことがありすぎて1年間という時間がいつの間にか過ぎてしまったという方が正しい表現だろう。
人間は、各も恐ろしい存在であると同時にとてつもなく魅力的である。そんなことを思い知らされた1年間だった。
とはいうものの、少し疲れ切ってしまったので2年生はもう少し楽にしたいものである。
私の人生は平凡で何事も無難に終わるを望む。
今夜もゆっくりと安眠したいものだ。
しかし、今振り返ると私の人生は全く平凡ということはなく、常に何かが起きそれこそ漫画や小説のような世界だったのかもしれない。
これから語ることは私の学校、ドキドキ学園という名のふざけた名前の高校時代に起きた些細な物語である。