住友シゲルは休めない

住友茂の多動な日々

動機付けと自己決定 そこからわかる指導の仕方

動機付けという言葉がある。


動機付けとは、ある行動に対して、他者がその行動をしようと思わせる取り組みのことをいう。


現在心理学では、動機付けを外発的動機付けと内発的動機付けの二種類に分けている。


簡単に言うと外部からの力のため行動するパターンと自分から行動するパターンを指す。


ここに於いて、私個人の意見としては内発的動機付けが理想であると考える。


行動の一側面には学ぶと云う側面もある。


この学ぶと云う営みは、外部からの圧力による学びよりは自ら進んで学ぶことを楽しく思い、行動するとより深い学びになっていく。


現在学習指導要領では「主体的で対話的な深い学び」たるものが言われているが、内発的な動機付けで学ぶことこそ主体的な学びであると思う。


その中で、大切なのが自己決定である。

レジとライアンという研究者は自己決定理論、自律的動機付けという概念を出している。


自己決定理論とは、自分で行動を決めることによって、自ら行動するという理論であり、自律的動機付けとは、外発的動機付けがどのように内発的動機付けになっていくのか示した論である。


ここで、主体的に生きるということについて考えてみたい。


主体的に生きる、ということは即ち、自らの意思で行動することであると考える。


この自らの意思ということは自分の行動することは自分で決めるということである。


そう考えると、指導などする際には、教えられる側にある程度決定権を与えることで、自分からしようと考えるのではないかと思う。


となると、指導するということは即ち導く、とういことであり、じっくりと相手のペースに入り、待つという姿勢が大切になると感じる今日この頃