人の認知
人がどのように物事を捉えるのかというのはその人にとっての経験であったり、思い込みであったりする。
同じ対象を見ていたとしてもその捉え方は異なり、人がどのように捉えるのかはその人次第である。人にとって世界とはその人一人一人の中に存在しており、誰一人として同じ世界を見ている存在はいない。つまり、人と人とが本当に理解試合わかり合うということは難しいことなのである。
世界と世界を共有し合うという営みを通して人はお互いが理解しあっていくのであろう。
そして、それはお互いの共通する点をしっかりと把握していくことで可能になる。一人一人の世界は異なるというのが前提であるが故に、その異なる世界の中にある共通した部分を見つけ出し、共感し合うことが大切である。
その営みとは即ち感情の共有ということでもあり、感情の共有があるからこそ、信頼関係もできてくる。
これからの時代はまさしくこのようなことが重要であり、感情の共有と信頼関係があることで、人は行動していくと思う。
人の行動原理は単純でようはしたいかしたくないかである。そのしたいと思う感情を出すためには理論や方法論ではなく、感情が大切になってくるだろう。